『歯磨き後』のキシリトールの摂取はむし歯になる?
小児の歯磨き指導時や、
カリエスリスクの高い大人の方に
「歯磨き後キシリトールのものなら食べても良いですか?」
と、聞かれて本当に良いのか…?🤔と
ギモンに思った事ありませんか?
今回も論文を元に、
TBI・OHIに使えるお話を紹介します😆
結論
ダメではないけどあえて勧めない
むし歯の原因にならない成分を選ぶ
Pointo
⭐️キシリトール以外の成分も気になるから
⭐️歯磨き後に何か食べる習慣をつけたくないから
⭐️子供のご機嫌取りには可
⭐️オススメ出来るものを自分の中に用意しておく必要がある
成分表の内容による
結論は
成分表をよ〜く見てから決める‼️
糖質だけでなく、
タンパク質と酸性物の配合を見ましょう👀
ご存知の通り、
ミュータンスは糖質を代謝し、
不溶性グルカンを合成、
酸産生をしています。
キシリトールは代謝に利用できず、
う蝕誘発能は持たない甘味料です。
ただし、キシリトールの濃度が肝心。
そして、もう2つ大切な要素は
『タンパク質』『酸性物』
酸は歯面を脱灰させ、
酸蝕症の原因となります。
タンパク質は栄養源になり、
増える細菌がいます。
ミュータンスだけでなく、
その他の菌の数も増やさない❗️
活動的にさせない❗️ことが
予防には大切です。
キシリトール濃度がカギ
キシリトールの含有率は50%以上が良い‼️
歯科医院専売のものは100%です⬇️
20%以上のキシリトールの環境では
ミュータンスが増殖しにくい✨
という研究もあります。
詳しくは💁♀️コチラ
高濃度キシリトールの環境での研究では
ミュータンスが不溶性グルカンの
合成をする時に出す特殊な酵素🦠
(プラークの基材部分を作る)
グルコシルトランスフェラーゼが
抑制✨するいう結果も出ています・
細菌の増殖 と う蝕
多くの細菌は増殖時にタンパク質を
必要とします。
つまり。。。
糖質はなくても、
口腔内にタンパク質がある状態が
長時間続くと細菌🦠が
増え続ける😱
と、いうこと。
口腔内は細菌🦠がゼロ0️⃣になる瞬間は
ありません。
栄養源を補給すれば、
時間と共に増殖します。
糖質だけでなく、
タンパク質も長時間口腔内に残さないことが
予防の基本になるのです。
キシリトールの効果
この研究では、
キシリトールの効果そのものはさることながら、
甘味刺激のよる
『唾液量の増加』がう蝕予防に効果がある。
と発表しています。
キシリトールタブレットを舐めることで
唾液量が増え、
結果再石灰化の促進になる。
何をオススメしたらいい?
私は歯磨き後に何か食べるのを
たとえキシリトールのものでも
できるだけオススメしません🤔
でも❗
歯磨きやおフロにご褒美が必要な時は
『トクホ』のマークのモノを探してみてください👀とお話しします。
『キシリトールのものだったら歯磨き後に食べさせてもいいですか?』
と聞いてこられるのは、
ほとんどが小さいお子さんを育てているお母さんとお父さん👨👩👧👦
お風呂🛀も歯磨き🪥も子どもが
嫌がるのを説得して
渋々嫌々させる時も少なくない😮💨
だから、少しでも機嫌良く
進んで歯磨きをしてくれる助けになるなら👍
と、お話ししています。
その際には
『ゆっくり舐めて、お口を閉じる』
と子どもとも直接お約束します👆
衛生士がココは気をつけて欲しい☝️
と思うポイントを押さえてお話ししましょう🗣️
最後まで読んでいただいてありがとうございます☺️
明日の診療に役立つ情報の発信を目指しています。
『自分で調べている時間がないけど、興味がある‼️』そんな悩み、
代わってお調べします✨
ぜひコメントください😁
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